2022年11月18日
ヘイワオートサービス(水谷欣志社長、静岡県浜松市)は軽電気冷凍車「Ele-cool(エレクール)」の展開で労働環境改善やエコドライブ推進に寄与したいとの考えだ。 同車両はヘイワオートサービスが昨年11月に子会社化した不二商(神奈川県愛甲郡)で販売していたもので、定評のあった同車に「エレクール」の名前を付けてブランド力を高めた。 従来型の冷凍車がエンジンの動力を主な電力供給源としていたのに対し、エレクールはいったん専用のバッテリーへと電力を蓄えることでエンジンへの負荷を軽減。キビキビとした走りや燃費向上にもつながり、暑い時期にはエアコンが快適に作動するなどメリットは多岐に渡る。 また100V電源を標準装備していることから待機時には一般のコンセントを活用した充電が可能で、荷物を積載した状態のリスタートにおけるフットワークの軽さも特徴だ。 同社では東京都、愛知県、静岡県、埼玉県、神奈川県、千葉県のエリアでエレクールの展開を見据えており、ターゲットは通販やスーパーマーケットの宅配、および地域の生鮮食料品店などのラストワンマイル輸送。 水谷社長は将来的な電気自動車との親和性もふまえながらエレクールの普及に大きな期待を寄せており、「よりスマートな食料品輸送として周知していきたい」との姿勢を示している。
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